ファントム・リム
小谷元彦:幽体の知覚
2011/01/02 森美術館
去年の5月ぶりの森美術館です。行こうと思うといつもシティビューも一緒のチケットを買うことになるので、とりあえず早足で通り抜けました。別に行かずに直行してもいいんだけれど。でも、それで建設中のスカイツリーと東京タワーを見比べることができました。だいぶ出来上がってきたなあ。
「幻肢」とは、自分が手なり足なりを失ったことを、無意識に認めることができていないが故に起こるという心理的ファンタジーではなく、ただ脳内の知覚・認識関係の部位がそれに対応しきれず、接続不良となっているために起こる現象、の可能性が高い*1。*2
そんなことを考えた最初の作品。
No.44は実物の映像も血液だと思うと気持ち悪いと思ったんだけれど、写真で見ても思い出すなあ。
展示物は森美術館の公式Flickrアカウントで見られます。
現代アートは、完全な理解なんてしなくていい、見てなにを感じるか、何かを考えるきっかけになることが重要だと思う。
それにしても六本木の新規建物群*3って子ども連れで来るに適さない施設だと思うんだ。