2012年に見たアートまとめ
(感想の追記が終わったのでタイトルを修正しました)
これまでもアートは好きで、観に行ったりはしていたものの、今年はお友達が付き合ってくれたりもあって、今までで一番多くの展覧会・美術館に足を運んだ気がします。2013年もこの調子で行きたいです。
そうだ、2013年は神戸ビエンナーレがあるから見に行かなければ!
それとね、これだけ行こうってなったのはミューぽんをはじめとするアート系アプリ、Twitterの存在も大きいと思うのだ。関東の美術館ばかりだけど、情報の取りこぼしがなくなったことで行くための調整もするようになったかなと。
ミューぽんの2013年版は少し安くなっているうちにDL済みです☆今年もお世話になります
2012/2/26 東京都現代美術館
何年ぶりかの東京都現代美術館。
クラウドスケープが見たい、というだけの理由で行ったので、残念ながら靉嘔、田中敦子も知らないけど見てみることにしました。田中敦子さんはもう存命ではないのですが、靉嘔さんが作品のためにいらしていてびっくりしたという。作品から勝手にイメージしていた方とは少し違うおじいさまでした。
光をプリズムに通すと7色に分かれる。
目的のクラウドスケープはとても楽しかったです。雲のシュミレーションのような展示。ちょうどわたしたちが入った時に家族連れがいらしていて、そこの子どもが楽しそうでほっこりした。こういうことをきっかけに、科学の視点でも世界の成り立ちにも目を向けられる大人になってほしい(笑)。
飛行機から下に見える雲は上の乗っかれそうな気もするけど、乗れることなんてない。
2012/3/20 兵庫県立美術館
- 解剖と変容:プルニー&ゼマーンコヴァー チェコ、アール・ブリュットの巨匠
この展覧会で初めてアール・ブリュットというジャンル?のようなものを知ったんだけれど、なんとも微妙なカテゴライズだなあと思ってしまいました。作品としてはおもしろかったです。
2012/5/12 森美術館
- イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに
去年からの自分内K-POPブームで、韓国という国に興味を持ったので、このタイミングで韓国の現代のアーティストの作品がまとめて見られたのはよかった。ただ、同時にお隣であるこの国のこと、知らないことばかりだと実感させられました。
2012/05/13 ワタリウム美術館
- ひっくりかえる展
この美術館も気になりつつ行けてなかったところです。今回の展覧会だけだったのかもしれないけど、ちょっと好みとは違うかな。わたしには話題のちんぽむさんはまだ理解できないようです。社会に強く訴えかけようとする作品は苦手なのかな。
おそらくこれは他にいらしたお客さんの雰囲気にのまれてしまったのもあるかもしれない。
2012/09/06 東京都美術館
- 「Arts&Life:生きるための家」展
リニューアルした東京都美術館が見たい!となって行きました。そしたら別でやってたマウリッツハイス美術館展の行列がすごくて、恐れをなしてこちらだけ見たのでした。建築好きには興味深い展示でした。
2012/09/06 森美術館
- アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る
アラブの春、宗教・民族の対立で情勢が不安定なアラブ地域。そこだから生まれるアート作品。日本のように宗教・民族で対立することがない、国境を接している国もないような国で生まれ育ち、海外に出たことのないような自分にははかりしれない。
2012/11/18 国立国際美術館
思春期の宗教教育は諸刃の剣、ということで、宗教は信仰する気にならないし、十字架モチーフのアクセサリーも身に付けようと思えないわたしです。だから宗教画はやめておいた方がよかったのかもしれない。
2012/12/04 エスパスルイヴィトン東京
- Madness is part or Life(狂気は生の一部)
ルイヴィトンの店舗側には見向きもしないわたしとお友達(笑)。体験型で楽しかったけど、なにを表現しているか。
2012/12/08 阪急うめだギャラリー
- 名和晃平 個展 Kohei Nawa-TRANS | SANDWICH
CGやアニメ・ゲームで描かれるような物体が実体化したように感じる作品が多かった。そういう方面を知らないひとからはこれらの作品はどう見えるのだろう。
2012/12/23 東京都現代美術館
- アートと音楽ー新たな共感覚をもとめて
- MOTマニュアル2012 風が吹けば桶屋が儲かる
これらを見たついでに中のレストランでごはんを食べました。東京の美術館はこういうのも充実してていいなあ!国立国際のはしょぼいんだよ。
2012/12/24 NTT ICC
- アノニマス・ライフ 名前を明かさない生命
こないだNHKの「地球イチバン」でMITのメディアラボを取材してたスプツニ子!さんの作品に興味があったし、なによりタイトルが気になって行きました。
冒頭にある趣旨からすると「名前を明かさない」というよりは「名前のない」の方がわたしにはしっくりくる気がします。名前がつけられない。テクノロジーの発展により、これまでのカテゴリには収まらないモノ。
生理マシーン、タカシの場合。女性になりたい願望が生理を疑似体験するマシーンを作ってしまったという。生理痛ってなんで産めるのに、なんで産まないのさ!っていう子宮から罰を与えられてる気がすることもあるんだよね。被害妄想(笑)。
見たことある作品があるなーと思ったら、国立国際美術館の所蔵品でした*2。オルランの「これが私の身体・・・、これが私のソフトウェア」もそうだったみたいなんだけど、そちらは記憶になかったです。コレクション展の作品リストに書いてるのに。
NTT ICCは初めて行ったんだけど、テーマや立ち位置がだいぶ好きな場所でした。他のオープンスペースの展示もおもしろくて時間があればもう少し入り浸りたかった。